リモートワークでできるスキルアップとは

私がリモートワークに転身してこの春で3年目に突入します。働き方改革が進むなかで、現在リモートワークが注目されていますね。そんななかでリモートワークに興味を持たれている方も多いと思います。

今回は、まだまだ未熟なリモートワーク経験ですが、そのなかで気付いた点、伸ばすことができたスキルについて紹介します。

リモートワークで伸びる3つのスキル

リモートワークで注目されているのが、家族との時間が増えるという点ですね。自宅で仕事をする、時間のコントロールができるという点で子育てをしている方々にとても注目されていますね。

しかし、リモートワークの良さはそれだけではありません。自分自身のスキルアップにもつながると感じています。

特に身につく部分は、コミュニケーション能力、タイムマネージング力、そして自己マネージング力の3点です。

まずは、コミュニケーション能力です。リモートワークの連絡手段として、主にチャットを利用している方が多いと思います。チャットはズラズラ書いても用件がわかりにくく、簡潔に書きすぎても用件が伝わらずメッセージの回数が増えてしまいます。

メッセージをやり取りするたびに作業が中断してしまうので、いかに短い回数で相手に用件を伝えるかがカギになります。また、文章だけではニュアンスがうまく伝わらないときもしばしば。

そのニュアンスを共有する、あるいは信頼関係を強化するために、音声通話やビデオ通話で打ち合わせをします。文章だけでは伝えづらいフィーリングやニュアンスを交換するチャンスなので、この機会にしっかり相互コミュニケーションを取るようにしています。ここでしっかりコミュニケーションをとることで、その後のやり取りがよりスムーズになる気がしています。

しかし、ここでも忘れてはいけないのが時間です。リモートワークは往々にして「人恋しい」もの。ついつい長話になって、音声通話やビデオ通話の時間が長くなりがちです。そうすると、仕事の効率が落ちてリモートワークの良さが半減してしまいます。そのため時間管理、時間に対する意識をしっかり持つことが大切になります。

リモートワークの良さは、出勤退勤時間を節約して、生活に合わせて時間を上手に使える点。その利点を上手に活かすためにも、タイムマネジメントが必要になります。リモートワークでは個々の働き方が見えづらい点もあるので、働きすぎる要素もあるのです。

時間を上手にコントロールして働きすぎを避けるためにも、タイムマネジメントが重要になります。そうして、時間を意識してコントロールしていくことで、会社に出社していた時よりも格段にタイムマネジメントのスキルが上がったと感じています。

そして最もスキルアップしたことを感じるのが、自己マネージング力です。タイムマネージングもこの自己マネージングに入ってきますね。リモートワークはよっぽどのことがない限り、同僚があなたの様子を気にかけ「大丈夫?」と声をかけてくれることはありません。さらに、すぐに誰かにHELPを出すことも難しくなります。

そのため、とても自己マネージング力が大切。自ら考え、できること、できないことを割り振り、自分の働く環境を整える必要があるのです。またどの時間に何の作業を行い、どのように業務を進めていくかもカギになってきます。

こうした自己マネージングをしっかり行っていくことで、リモートワークの良さである「時間の自由」をさらに確立させることができるのだと思っています。

リモートワークの課題

とはいえ、まだまだ課題もあります。3年目に入って思う課題は誘惑の多さと孤独、そしてこだわりです。リモートワークはどこでも働けるため、さまざまな誘惑がつきものです。それがテレビであったり、インターネットであったり、食事であったり、さまざま。これらの誘惑に惑わされることなく、常に仕事に向かう強い意志が大切になります。

さらに、孤独も問題です。一人で黙々と作業をしていると、相談相手どころか話す相手がいませんから、どうしても孤独を感じがちになります。さらには、ネガティブな思考に惑わされることも多いのです。私自身、作業の合間に寂しすぎて、気がつくとパソコンに話しかけていたという経験もあります。そんな孤独への対策は、話し相手もしくはリモートワークのコミュニティを持つことかと思います。

私自身、リモートワークを始めて2年目に、同じリモートワークで身を立てる良き友人を見つけることができました。何か話したい、なんとなくさみしいと感じるとき、チャットや音声で話をすることもあります。数分の会話や数回のチャットで、不安は案外取り除くことができるものです。またリモートワークについての相談もできるので、仕事の励みにもなります。

そしてこだわりを捨てることも大切だと感じています。例えば「リモート」であるということ。このリモートであることにこだわる必要もないと感じてきました。直接会ったほうが早いと感じる場合は、クライアント先に出向くこともありますし、チャットが長くなるときは電話に切り替えることもあります。孤独を感じたり、リモートワークに悩みがあると、リモートワーカー同士で集まる場をセッティングして意見交換をすることも始めました。

いざ、こだわりを捨てると、案外仕事がうまく回るのです。リモートワークは自宅やカフェで淡々と作業することと思っていましたが、その考えから離れてみるとより自由に、より楽しく働けることがわかってきました。

より快適にリモートワークを楽しめるように、3年目も模索していきたいです。

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