リモートワーカーにオススメ!デビッド・アレン氏提唱のタスク管理術GTDとは!?

リモートワークに限らず、会社に通勤して仕事をしている人も、「やることが多すぎて何から手をつけていいのかわからない!」「もう優先順位すら考える暇がない…」というように、仕事に追われすぎてパニックに陥ったことはありませんか?

やるべきことが多すぎると、「あの仕事はうまくできるだろうか、あれも期限が迫っているけど大丈夫かな…。あっ、あれもやってない!」など、仕事中でもそうでない時も、やるべきことを思い出してしまい、漠然とした不安が常にある状態になります。そして、パニックになっている時は、仕事にも漏れが出がちです。

今回は、パニックになった時にこそ試してほしい、GTDという仕事術について紹介します。

GTDとは?

GTDとは、デビッド・アレン氏が提唱する仕事術で、Getting Things Doneの頭文字をとったものです。ビズネスパーソンにとっては有名な仕事術で、タスクやプロジェクトを管理する仕組みですが、恥ずかしながら私は最近まで知りませんでした。

アレン氏が提唱するGTDは、簡単な5つのステップを実践することで、ストレスフリーに仕事を成し遂げる仕事術です。私なりに理解した5つのステップを以下で紹介します。

GTDの5つのステップ

1. 収集

GTDの最初のステップは、 “頭の中にあるタスクをすべて外に追い出すこと”です。

パニックになりそうなくらいタスクが多い時は、仕事を中断させてでも、自分の抱えている業務を紙に書き出して「見える化」すると頭がスッキリします。ここでのポイントは、膨大な仕事を頭の中で覚えておかなくてもいいように、細かいタスク気になっていること(問題)もすべて書き出すということです。

パニックになっている時は、「あっ、あれも忘れちゃいけないんだった!あれもやった方がいいかも…」と頭に雑念が浮かんで集中できないので、漏れがないよう細かいタスクもすべて書き出し、頭の中で思い出さなくてもいい状態にするのです。この作業をすると雑念がなくなるので、仕事をしている時は目の前の仕事だけに集中できるようになります。

2. 処理

次のステップでは、収集のステップで書き出したタスクを分類していきます。まずは、「やるべきこと」「やらずに済むこと」に分け、次に「すぐやれること」(アレン氏は2分でできることは分類すらせずに、その場ですぐにやることを提唱しています)、「次にやる・いつかやる・特定の日にやること」(期限を決めます)、「人に任せること」などに分類していきます。ここでは優先順位などは決めずに、ただ分類していきます

3. 整理

前のステップで分類したタスクを、自分の活用しているツール(ノートや手帳、タスク管理のアプリなど)に落とし込み、整理します。

4. 更新

ここまでのステップで作ったリストを定期的に見直し、最新の状態にします。

5. 選択

自分の使える時間、状況と優先順位を照らし合わせてタスクを選んで行動します。これが日々のTo Doリストですね!

GTDはリモートワーカーにもとってもオススメ!!

自分で仕事を引き受け、管理していくリモートワーカーには、GTDはとってもオススメです。GTDを自分のものにできれば、やるべきことが多すぎてパニックになることもなく、自分が今どれくらいの仕事を抱えているかがいつも明確になります。仕事の依頼があった時には、「今はこのくらいなら引き受けられる」、「今は無理」などの判断も素早くすることができます。

GTDを実践すること自体に、一見時間がかかりそうに思うかもしれませんが、一度自分の頭の中にあることを出し切ってしまえば、あとは追加で出てきた仕事を追加し、定期的にアップデートしていくだけです。忙しくてパニックになりそうな時には、一度仕事をするのをストップしてでもやる価値はあります

詳しい内容は、全面改訂版 はじめてのGTD ストレスフリーの整理術(デビッド・アレン著/二見書房)を是非ご覧ください!

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