相手をケアする会話方法とは

人と会話するとき、相手を気遣った会話を考えていますか?プライベートでは、友達や家族のことを気遣ったり心配したりすることもあると思います。ただ、仕事となると忙しいこともあり、どんな時でも相手を思いやって行動したり発言したりできないこともあるのではないでしょうか?

私は以前、人材関係の仕事で働いていたので、できるだけ派遣先や派遣される方の立場を考えて対応するよう心がけていました。それでも業務が忙しくなると、どうしてもコミュニケーションが雑になり、「まあいいか」という甘えがでて、相手を思いやれないときがあります。

リモートワークで働くようになった今では、なかなかお互い会えない場所で働いているので、相手を気遣った対応が大切だとより一層感じるようになりました。

相手との距離を縮めるには・・・?

相手との距離を縮める方法として、一番よいのはコミュニケーションの量を増やすことだと思います。また、お互いの情報を共有することも大切です。

ただリモートワークで働いていると、どこまで相手と情報交換できているのか分からなくなるときがあります。ビデオチャット等で会話する機会をできるだけ作るようにしていても、時間が限られていることもあり、業務内容だけヒアリングして終わることもしばしば。

そのため仕事以外の部分での共有が少なく、「あれ…思ったほど○○さんのこと知らないかもしれない」と思うことが多々ありました。お互いサポートし合っているチームメンバーのことも、「あまり分からないかもしれない…」と何だか少し寂しさを感じたこともあります。リモートワークの場合、相手のコア時間がさまざまであることが多いため、その都度業務以外の話をして相手の時間を奪うことはできません。

要するに、時間をかけずに相手との距離を縮める方法が必要なのです。

クイック・インフォーマル・チャットがもたらす効果

忙しく時間がない中でコミュニケーションをとる方法として、「クイック・インフォーマル・チャット」があります。これは、普段の会話に雑談的な短い会話を少しプラスする方法で、その内容としては、仕事以外のインフォーマルな内容がよりベストだとされています。

例えば、「お世話になります」「お疲れさまです」など、普段の挨拶に少し話題をつけ加えます。「今日天気悪いですよね」とか、「あそこのコーヒー美味しいですよ」というように、普段の挨拶に少し身近な会話をプラスすることで、コミュニケーションをとることができるようになるのです。

リモートワークでは直接話す機会は限られますが、テキストチャットなどを使う時にクイック・インフォーマル・チャットを活用することができます。

例えば、「お疲れさまです。関東では雪が降って大変みたいですね。さて、本題の○○ですが…」というように、仕事以外の話を少しプラスするだけで親近感が沸きますし、気にかけてもらえると嬉しい気持ちにもなります。また、1文程度プラスするだけなので、お互い忙しくても負担を感じることなく、雑談を楽しむことができると思います。

リモートワークの場合、雑談する機会も限られてしまうので、仕事以外の会話を少しプラスするだけで印象もガラッと変わってくるでしょう。

気持ちよく働くために

どのような働き方であっても、気持ちよく働ける環境は大切だと思います。

リモートワークだと、どうしても個人の力量にゆだねられる部分がありますが、それでも人と関わって働いているので、お互い働きやすい環境を作ることが大切です。
また、いつでもどこでも仕事ができるというメリットは大きいですが、人と疎遠になってしまうと分からないことが聞けない環境にもなりかねないため、業務に支障をきたす可能性もあります。

まずは、クイック・インフォーマル・チャットでお互いの距離を縮めてみてはいかがでしょうか?

 

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