自分広報に役立つ書籍「わかる! 使える! 広報活動のすべて」

自己アピールというと、就職活動や何かのオーディションぐらいでしか必要ないと思われている方も多いのではないでしょうか。仕事のさまざまな局面において、自分自身のことを正しく伝え相手に理解してもらうことはとても大切です。私はこれを「自分広報」と名付けています。

広報活動やPRというと、どうしても「何かを宣伝する」ことがクローズアップされます。そのため、広報の本を読むのは広報担当や広報に興味がある方がほとんどでしょう。しかし、広報のスキルは誰にでも必要なものです。なぜなら先に述べたように、自分広報、つまり自分を正しく伝える力は必須であり、広報のことが書かれた本にはそのヒントがたくさんつまっているのです。

実はだれでも広報部長

営業で自社の製品を売り込むとき、新しいクライアントとの仕事を開始するとき、そして新しい職につくときなど、それぞれの場所で自分自身を売り込む、正しく伝えることが必要になるでしょう。

意識こそしていなくても、私たちはいくつもの顔を持っています。子供としての顔、あるいは親としての顔、先輩として、後輩として、あるいは友人や恋人としての顔。私たちは、そこにいる人たちとの関係性により、一人称まで変えて話し、適切に振る舞おうとします。

例えばあなたの親友に対して、あなたが普段上司に接するように話したら、あなたの親友は驚いてしまうでしょう。得意先の担当者に向かって、あなたがまるで親のように振る舞ったら、取引どころか、あなたの仕事や立場すら危うくなるはずです。かなり極端な例を出しましたが、私たちが普段から「自分自身」を上手使い分けていることがわかりますよね。

つまり私たちは、普段からいくつもの「ブランド」を持っていて、それらを適切に使い分け、それぞれの場所でうまくやっているわけです。関係性がどうあれ、相手方と自分の位置関係を把握し、適切に自分を演出することで私たちは生きています。それならば、やはり「うまく」やりたいものですね。

ここでは私が自分のプロモーションの指南書として取り入れている書籍、「わかる! 使える! 広報活動のすべて」を紹介します。

広報活動から学ぶ自分広報

会社を宣伝したとしても、当然ながらそれは自分の宣伝にはなりません。クライアントに評価される、クライアントに信頼される、そして会社の同僚や上司に信頼されるかどうかは全て、自分の行動次第です。

それにはいわゆる「自分広報」が必須です。自分をしっかりアピールして、自分の良い点、強みを売り込んでいく必要があります。

しかし、自分をアピールするのと、自分ができることをひけらかすのとは、意味が違ってきます。そんなとき、自分広報の仕方を丁寧に教えてくれるのがこの「わかる! 使える! 広報活動のすべて」です。

書籍では広報=顔なのだと書かれています。そしてこんな図で説明されています。

自分広報の場合は、社長や課長など、従業員はすべて自分にあてはまります。書籍では

広報は見えない情報をも見ようとし(目)、聞こえない情報を聴き(耳)微かな臭いでさえも嗅ぐ(鼻)。脳の指令をかみ砕き、外部へいうべきことをわかりやすく公言し(口)内部へは組織のルートでタイミングよく伝達浸透させるのです。

引用:「わかる! 使える! 広報活動のすべて」 (山見 博康著/PHPビジネス新書)

と書かれています。

置き換えれば、周りの情報を目と耳、鼻で察知して、自分の考えを周りの方々へ分かりやすくかみ砕いて伝えていくことこそ、自分広報の第一歩なのです。

とはいえ、自分をアピールしようとすると、どうしても自分の等身大の姿ではなく、理想の自分の姿をプラスしてしまいがちです。しかし、これは過度の期待やちょっとした詐称行為につながりかねません。不誠実で傲慢ととられた時点で、自分広報は大失敗です。

逆に自分を本来より悪く伝えてしまうと、今度は信頼を勝ち取ることができません。それもまた不誠実で卑屈であり、やはり自分広報としては失敗です。ありのままの姿をあなた自身が把握し、それを分かりやすい形で伝えていく。誠実さと真剣さの上にこそ、自分広報は成り立つのです。

書籍では、その難しい部分が図を取り入れながらかみ砕いて説明されています。広報活動の参考になるのはもちろんのこと、「自分自身をどのように見せていきたいか」そして、「自分は将来どんな風になりたいのか」など、自分自身に置き換えて読み進められる部分が詰まっています。

まとめ

自分自身の広報は、これから先もずっと続いていくものです。仕事において、家庭において、友人関係において、自分をどう見せていくかは一生の課題でしょう。

会社のコミュニケーションに迷ったとき、新しいクライアントに会う時など、モチベーションの上げ方からアピールの仕方まで、幅広く応用できるアドバイスが盛りだくさんです。

この本を手に自分広報を始めてみませんか?

TimeCrowdに戻る