ほめて育てるということ

働くと、さまざまな上司に出会うと思います。「どうして○○も分からないんだ」「なぜ数字がとれない」など罵倒する上司や、はたまた注意すらしない上司。部下のモチベーションも人によってさまざまで、中には全然やる気のない人もいることでしょう。このような環境の会社は離職率が高いことが想像できますよね。ちなみに、宿泊業、飲食業界は離職率が高いと言われています。

しかし、ケンタッキーは外食産業であるにもかかわらず、離職率が圧倒的に低いのです。社員もアルバイトも雇用形態に関わらず、やりがいをもって働いています。
今回は『ケンタッキー流部下の動かし方』を読んで、感じたことや仕事への向き合い方について書きたいと思います。

辞めない環境作り

本書の中に

環境が悪ければほめても意味はない

という言葉があります。根本的に人間関係や職場環境が整っていないとほめる意味がありません。過酷な労働時間であったり、パワーハラスメントが横行している職場では、働きたいという意欲も下がり、仕事の質も同様に下がります。
どんな仕事でも、ギスギスした職場環境であれば、継続しよう、頑張ろうという気持ちは沸きません。このような環境であれば、誰かがミスした場合も、フォローし合うことはできないでしょう。

私はリモートワークで仕事をしていますが、上記のような悪い職場環境にならないために、直接会って話すことは不可能でも、普段からチャットでお互い話すことはできます。お互い認め合い、理解しよう。分かり合おうと考えるだけで、やがて信頼できる関係へと変わっていくのだと思います。

やりがいを感じるということ

辞めにくい環境ができても、それだけでは長く働くことはできません。単調すぎる作業の繰り返しばかりでは飽きてしまいますし、仕事に対して面白みを見いだせなかったり、評価されなかったりなど、何かしらのやりがいを感じることができなければ、継続することは難しいと思います。
やりがいは人によってさまざまだと思いますが、

  • 上司や同僚から評価される
  • 仕事に対して達成感を得られる
  • 将来性を感じられる
  • 見合った報酬である

などが関与しています。どれだけ頑張っても、評価されなかったり「がんばったね」などと一言も声をかけてもらえなければ、自分は必要とされているのか、認めてもらっているのか存在意義を見いだすことができません。たった一言声をかけてもらうだけで、「もう少し頑張ろう」と思えることができるのです。

仕事だけでなく、家族間でも「今日は夜ごはんの○○が美味しかった」といわれるだけで、気持ちが変わってきます。
また、「つまらない…」と思いながら働いても、質の高い仕事はできません

ほめ方にもポイントがある

長く働くには、モチベーションも深く関係しています。モチベーションを上げるためのほめ方には、ポイントがあります。大切なのは、

「人格」ではなく具体的な「行動」をほめる

ということだそうです。部下をほめる理由は、会社の生産性や業績をあげるためです。
そのため、「楽しい人だね」と人格をほめても、直接的な成果には繋がりません。また、効果をあげるためには、より具体的にほめる方がいいとのこと。

確かに、「よく頑張っている」と言われるのもうれしいですが、何がどのようにどうよかったのか明確に話してもらえる方が、「次は更に○○もがんばろう」「○○にも気を配ってみよう」と次に活かすことができます。
何に対してほめられているのかピンとくる内容でなければ、せっかくほめても次につなげることができません

さいごに

人は認められていると感じることで成長します。これは、上司・部下の関係だけでなく、親子関係にもプライベートでもいえることだと思います。
リモートワークで働くと、お互いのことを認めあったり、ほめたりという機会は少ないのかもしれません。だからこそ少しでも気にかけているということが伝われば、より相手の心に届くと思います。

上司の立場でも、部下の立場でも、お互いに働きやすい空気感や環境を考えながら働くことができると、お互い成長し、仕事の生産性もアップするという好循環が生まれるのではないでしょうか。

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