開発効率15%アップを実現|案件ごとの稼働時間を見直し、収支管理に取り組む株式会社CloudQ

Webサービスの受託開発や自社開発を手掛ける株式会社CloudQ。会社規模の拡大をまえに、同社代表取締役・中村様は「案件ごとの収支管理が必要である」という課題意識を持たれていました。

そこで、もともと個人ユーザーとして利用経験があった「TimeCrowd」を導入することで、案件ごとの収支管理を実現できました。さらに計測したデータから、メンバーの稼働時間を見直すことで、開発効率が15%も改善したそうです。

今回は中村様と同社執行役員・岡野様にTimeCrowdを導入した背景や効果などについてお伺いしました。とくにシステム開発・Web制作・コンサルティング業界などで、同じような課題を抱えていらっしゃる企業様は、ぜひ参考にしてください。

■プロフィール

代表取締役 中村安幸様
執行役員 岡野隼矢様

TimeCrowd導入前の課題

  • 案件ごとの収支状況を確認できていなかった
  • 「誰が・何に・どれくらい時間をかけているのか」を正しく把握できていなかった

TimeCrowd導入後の効果

  • 案件ごとの収支状況をひと目で確認できるようになった
  • 稼働時間を見直して、開発効率を15%改善できた

会社規模を拡大する前に「案件ごとの収支管理」が必要だった

──最初に貴社の事業内容について教えてください。

主な事業内容は、Webサービスの企画・開発・運営です。「みんなに面白さと価値を届ける」をミッションとして、受託開発を中心に、自社アプリケーションの開発にまで取り組んでいます。

──今回は、受託開発事業でTimeCrowdを導入していただきました。導入したきっかけを教えていただけますでしょうか?

案件ごとの収支管理を行うためです。

もともと弊社では、会社全体の収支状況(全案件を合算した数値)は管理していましたが、案件ごとの細かな収支状況までは管理していませんでした。これは、他の企業でも同じだと思いますが「最初は会社全体が黒字であればそれでいい」という考えのもとです。

しかし、これから会社規模を拡大していくためには、受託開発の他にも取り組まなければならないことがあります。受託開発をより効率的に行わなければならない一方で、そもそも「どの案件が赤字なのか」がわからない状況では、何も見直すことができません。

このような背景から、案件ごとの収支状況や稼働時間の可視化が必要であると感じたため、TimeCrowdの導入を検討しました。

──システム開発などのプロジェクト型の業務では「誰が・何に・どれくらい時間をかけているのか」を把握するのが重要ですよね。時間管理の観点でも何か課題を感じられていたのでしょうか?

そうですね。私たちは技術系の仕事なので、業務を進めるなかで疑問点や不明点に直面する場面がよくあります。

とくに弊社はインターン生が多いので、直面した問題に対して、ひとりで調べ込む時間がどうしても長くなってしまいます。私たち管理者側の立場としては、彼らの時間の使い方についても、うまくマネジメントしなければならないと考えていたところです。

会社にとって“重要度”が高いツール。すぐに導入を決断できた

──収支管理や時間管理のツールは他にも数多くありますが、そのなかでもTimeCrowdを選んでいただいたのはなぜでしょうか?

実は、私たち(岡野様・中村様)は、もともと個人ユーザーとしてTimeCrowdを利用したことがありました。

タスクの開始時と終了時にワンクリックで打刻をするだけのシンプルな操作性が便利だと感じていたので、今回すぐにお問い合わせをしました。

──弊社としてはとても嬉しいお話です。一方で、貴社の場合は収支管理の緊急度がそこまで高くなかったと認識しております。なぜすぐに導入を決断できたのか、改めてお伺いしたいです。

確かに「今すぐ収支を改善しなければならない」という状況ではなかったので、緊急度としてはそこまで高くなかったといえます。

しかし、これから会社規模が大きくなれば、稼働時間や収支状況の管理はいずれ必要になります。重要度としては高く、今から導入しておくに越したことはないと思い、導入を決めました。

稼働時間を見直すことで、開発効率を15%改善できた

──TimeCrowdの導入後、どのような成果を実感されていますでしょうか?

案件ごとの収支管理や改善については、まさにこれから取り組むところです。

タスクごとの稼働時間を見てみると、想像以上に時間をかけているタスクがありました。たとえば会議がそのひとつです。時間を延長している会議が多かったり、そもそもカレンダーに記載されていない会議があったりなど、管理者側で把握できていない部分が多々あることに気づかされました。

TimeCrowdでは稼働時間をカテゴリー別に計測できるのが良いですよね。ひとくちに会議といっても、たとえば「営業会議」や「システム開発会議」だけではなく、コミュニケーションを目的とした会議もあります。別のタスクカテゴリーとして打刻をすれば、案件ごとの収支項目には含まれないので、機能として重宝しています。

──導入前はインターン生のマネジメントに課題意識を感じられていましたが、その点はどうでしょう。マネジメントにもうまく活用できていますでしょうか?

もちろんです。週に1回のペースで、TimeCrowdで打刻したデータをもとに、時間の使い方についてフィードバックを行っています。

データを見れば「何に時間をかけているのか」がわかるので、具体的な改善案について議論ができていますね。たとえば調べものに時間がかかっていたら「次からは◯分かけてわからなかったら質問をしてね」と伝えるようにしています。

このように、TimeCrowdを活用して業務内容を見直した結果、会社全体の開発効率が15%も改善されました。

▼参考:TimeCrowdのレポート画面では「メンバーごとの稼働」を詳細まで確認できる

工数見積もりの参考データとして活用していきたい

──今後はTimeCrowdをどのように活用していきたいと考えていますか?

受託開発の現場で、工数見積もりをする際に活用してみたいと考えています。「過去の類似案件でどれくらい時間がかかったのか」を確認すれば、データにもとづいて正しく工数を見積ることができそうです。受注をする段階で、黒字化できそうな案件か否かも見極められそうですね。

また、契約のエビデンスとしてTimeCrowdを活用できるのではないかと考えています。開発の所要時間をお客様に共有すれば、適正金額を御請求できるので、お互いにとってフェアな取引ができるのではないかと思います。

編集後記

システム開発だけではなく、Web制作・コンサルティング・士業などの現場では、案件ごとの時間管理が欠かせません。請求金額に対して、必要以上に時間をかけていれば業務を見直す必要があります。

しかし「どの案件に・どれくらい時間がかかっているのか」がわからなければ、人件費を算出できません。また「誰が・何に・どれくらい時間をかけているのか」がわからなければ、業務を見直すことも難しいでしょう。実際に、多くの企業様がこのようなお悩みを抱えています。

TimeCrowdを導入すれば、タスクの開始時と終了時にワンクリックで打刻をするだけで、時間管理が可能です。従業員ごとの時間単価を事前に設定しておけば、案件ごと・タスクごとの人件費を可視化できます。

最近では、CloudQ様のようにTimeCrowdを収支管理に役立てられる企業様が増えてきました。導入数は3,5000社以上。大手企業からベンチャー企業まで、会社規模を問わずにご利用いただいています。

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