PTAや自治会の負担を減らして効率化するためにできること

任意加入とはいわれていても、加入しないという選択はなかなかしづらいのがPTAや町内会などの自治会。子どもが学校に通っている以上、そこに住んでいる以上、一切かかわらないわけにもいかないのが現実です。

はじめから加入しないという人も稀にいるようですが、一旦加入して退会したという人の多くは、「その非効率さ」を理由に挙げています。共働き家庭などは特に、なんとか効率を良くして、そこにかける時間と労力を減らしたいもの

今回は、子育て世代が直面しがちなPTAや自治会における負担を軽減し、効率化するために何ができるかということを考えてみようと思います。

PTAにおける役員・委員の負担と効率化のための解決策

PTAの負担はというと、毎月の会費と役員・委員の負担が主に挙げられます。私の子どもの学校では、会長・副会長・会計・書記などの本部役員と、学級委員・専門委員などに分かれており、各委員長は本部役員扱いとなります。

清掃活動や登下校時の見守り活動は、PTAへの加入は関係なく、すべての保護者が任意で参加する形になっています。見守り活動の順番は決められていますが、まったく参加しない人もいます。つまり、参加できる人がボランティアで参加することになります。

PTA活動も同じで、会員であっても行事に参加しない人は多くいます。多くの人は会費を支払っていれば、行事への参加は強制ではありません。

こう考えると、会費を徴収される以外にはさほど負担がないように思われますが、役員や委員は別となります。特に、本部役員は定例議会が行われるため、定期的に学校へ出向かなければなりません。私の子どもの学校では月1度くらいまでですが、毎週行われる学校もあるようです。

中には平日日中に出向かなければならない場合もあり、仕事を休んで参加しなくてはならないという負担が発生することもあります。毎週集まらなければならない場合、「毎週仕事を休まなくてはならない」ということになり、働く人にとっては大変な負担です。場合によっては転職・退職を考えなければならないことにもなりかねません。

このように負担が大きくなると、経験者がその非効率さを理由に退会するというパターンもうなずける気がします。

解決策

この問題を解消するには、役員や委員の負担を軽くするための効率化が必要だといえるでしょう。あらかじめ議題や資料を共有しておき、事前に自分の意見を考えておけば当日の時間短縮になります。LINEグループなどを活用し、集まりの回数を減らすのも一手だと思います。

定例議会は月に○回などと決めるのではなく、参加者も頻度も臨機応変に最小限で行う形にして、決定事項を文書やメールなどで後日共有するという形にすれば、負担もずいぶん軽減するでしょう。

さらなる効率化を目指すなら、取りまとめる役員のみを選出し、その手伝いをする委員はボランティアのように行事ごとに募集して、その都度手の空いている保護者が手伝う形にするのもいいかもしれません。実際にそのような「お手伝い制」を取り入れている学校もあります。

1年拘束されることに懸念を示す人は多くても、「この行事だけ」といったフレキシブルなスタンスなら、「ちょっとやってみようかな」「学校内にお友達もほしいし」「先生とも話してみたい」など、軽い気持ちで進んで参加する人も増えるのではないでしょうか。

自治会における役員・班長の負担と効率化のための解決策

次に町内会などの自治会ですが、これはPTA以上に加入しない人が多い団体です。毎月の会費と、役員・班長などの負担が挙げられ、会員数にもよりますが、何年かに一度の負担が持ち回りでやってくることが多いようです。

清掃活動などについては任意参加となることが多いものの、出欠を取り不参加の場合は罰金などのペナルティが発生する自治会も中にはあるようです。

ごみステーションの利用・清掃については、自治会に加入しているか否かにかかわらず利用し、利用者が順番に清掃することが一般的ではないでしょうか。ただ、これも捨てるけど清掃はしないという人がいるのも事実です。また、私の住む自治体もそうですが、昨今では住宅ごとにごみを収集することも多くなっています。

役員や班長の負担としては、役員会などへの参加や管理、行政への連絡などのほか、班ごとに広報を配布したり、会費を徴収したりするといったこともあります。

書類配布も班長が負担にならない軒数となるように班を分割し、集金などは自動引き落としや振込み、会員が班長の家に持参するなどの形で負担を軽減するケースも増えているようです。

解決策

自治会も定例議会を必要最小限にし、LINEグループなどを活用して集まる回数を減らすなどの効率化が有効であると考えられます。

夏祭りなどのイベントについても、役員のみが負担するのではなく、「それぞれの時間が許すときに、できることをする」というお手伝い制のスタンスであれば、もっと楽しめるかもしれません。

シンプルに無駄なく運営すれば負担も減る

PTAや自治会は、任意加入とはいってもないと困ることも多いものです。友達との集まりとは違うので、仕事や家庭に支障をきたさないためにも「とりあえず集まろう」といった無駄な会合や、無駄な業務はカットしていくべきでしょう。

手の空いた人ができることをする「お手伝い制」を導入すると、意外に楽しめたという例もあるようです。

一部の人にのしかかる負担を最小限化し、できる人ができることをやるというスタンスこそが、PTAや自治会などを敬遠せず、学校や地域をより良くするためみんなが協力し合うきっかけになるのではないでしょうか。

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