聞く力を身に着けるオススメ著書

仕事でもプライベートでも、どんなときでも大切になるのが会話ですよね。その中でも大切になるのが傾聴力、すなわち「聞く力」ではないでしょうか?

会話はキャッチボールとよく例えられます。そのキャッチボールを行うためには、どちらか一方だけが話していてはダメですし、相手の会話の内容を理解する必要が出てきます。そこで、求められるのが「聞く力」。聞くことで相手の話をふくらます事もできますし、相手を理解することにもつながります。

また仕事では、相手の話のところどころに契約の糸口や、生産性をあげるヒント、アイデアの秘訣が隠されているものです。特にリモートワークをしている私にとって聞く力は必要不可欠。

普段はメッセージでのやり取りがほとんどですが、大事な要件、緊急時は電話やTVミーティングを行います。めったに会話をする機会がないので、会話をする際にはより多くの情報を得ること、そして相手との信頼関係をより強くすることが必要です。そこで大切になるのもやはり「聞く力」なのです。

そんな「聞く力」を磨くためにオススメしたい本が「聞く力」「話す技術・聞く技術―交渉で最高の成果を引き出す「3つの会話」」です。今回は、私自身が実際に役立ったそれぞれの「聞く力」について紹介します。

「聞く力」とは

聞く力とはなんだと思いますか?

それは、ただ相手の話をよく聞き、頃合いを見て合いの手を入れる「聞き上手」のことではありません。聞く力とは、コミュニケーションの根幹ともいえること。つまり、相手に心を開いてもらうことこそが、「聞く力」なのです。この2冊の本に限らず、たくさんの本で述べられていますから、かなり支持されている考えだと思いますし、私もそう感じます。

聞く力を発揮するには、まず相手が話しやすい環境作りが大切です。その話しやすい環境の作り方を、書籍「聞く力」では、インタビュアーという立場から、そして「話す技術・聞く技術―交渉で最高の成果を引き出す「3つの会話」」では、ネゴシエーターという立場から、聞き手のプロがその手法を解説しています。

その中から共感でき、ためになったと私が実感した手法を紹介します。

書籍「聞く力」に学ぶ待つ力

なんとなく、会話でテンポが合わないと感じる人は、少なからずいますよね?私もその1人で、どうしても会話のテンポが合わず、会話を被せてしまう方がいます。友人ならまだしも、これがクライアントだったため、とても困っていました。

そんな時に役立ったのが、阿川佐和子の著書「聞く力」

この書籍はサブタイトルに「心をひらく35のヒント」とついているだけあり、さまざまな会話のヒントが隠されています。なかでも、自分自身の聞く姿勢を考えさせられたのが、以下のやりとりの例。

阿川「何が欲しいの?」
阿川祖父「あー・・・・・」
阿川「お醤油?お醤油はあんまりかけない方がいいって。お医者様に言われたでしょ?」
阿川祖父「でも明日は、、、、」
阿川「何?明日のこと?明日の事は今決めなくていいの」

引用:「聞く力」より

どうしても相手の言葉を待てずに、先回りしていますよね。私も無言になるのが怖く、クライアントでも友人でも、ついつい先回りしてしまう癖がありました。

しかし著書に書いてあった、「先回りしてしまう、待てないのは自分の都合」という一節を読んだとき、まさにその通りだと思いました。「私が最後まで話すから待ってくれる?」などと言ってくれる人はほとんどいないでしょう。反対に、私が一方的に待てないことで、傷つけた方はとても多いはずです。

このきっかけから、相手の会話をある程度待つように心がけました。すると会話のテンポが合わず、なんとなく苦手だったクライアントとも、スムーズに会話ができるようになりました。それだけではありません。雑談や相談まですることができたのです。

「待つ=相手の心に寄り添う時間」なんだと実感しました。

書籍「話す技術・聞く技術―交渉で最高の成果を引き出す「3つの会話」」に学ぶ感情の取り扱い方

イライラしている時や自分が何か言いたいことを我慢している時、何気ない会話でも、そのすべての内容にウラがあるように感じたことはありませんか?

「話す技術・聞く技術―交渉で最高の成果を引き出す「3つの会話」」いわく、それは何かの感情を我慢しながら聞いているから。感情を押し殺すことは、相手の会話の節々をマイナスに捉えてしまい、「相手を責める判断や決断」に向かいやすいということを、私は初めて知りました。


考えてみると、何か意見したい時や言いたいことがあるのに言えない時、相手との会話が責められているように感じることが多々あります。特に仕事ではよくあること。この我慢を辞め、感情を自由にすることで「聞く力」を伸ばす方法が、この著書には記されていました。

感情を自由にするといっても、言いたいことを言いたい放題述べるということではありません。「私はこう思うのだけれども、どうですか?」と我慢していることを相手に伝えてみのです。あくまでも、落ち着いて。そうすることで、あなたの我慢していたことは少し消えるでしょう。もしくは我慢していたことが会話の中心になり、あなたの我慢を解消してくれるかもしれません。

そうすると、いままで責められていると感じた会話が、まったく別の解釈ができるようになるのです。著書ではそのプロセスが細かく記されています。会話の中で感情を操る方法を見つけてみてはどうでしょうか?

2冊の著書から学ぶ「決めつけないこと」

どちらの著書にも共通点が多くありました。そのなかでも、特に多かった共通点は、相手の話を決めつけないことです。やはり話の結末や結論、どちらの話が面白いかなど、勝手に決めつけていては、話を素直に聞くことができません。その結果、歪んだ物の捉え方や間違った解釈をしてしまうのです。

さらに聞く姿勢も変わります。話を聞く際に決めつけが多ければ多いほど、話の内容を「YESかNO」もしくは「100か0」で捉えがちになります。そうすると、自分の意見と違う話を否定しがちになるのです。また相手の話に合わせることもできなくなり、「聞く力」を磨くどころか、話したくない相手へと早変わり!?なんてことも。

相手の話は先入観なく聞くこと。それが、「聞く力」を磨く第一歩なのです。「聞く力」の学びの書籍として、今回の2冊を機会があれば読んでみてください。

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